4.ネットワーク構成

本実証事業において使用されるデータは、実際の患者のものであり、プライバシ確保が重要です。また、在庫管理情報も企業の重要な情報です。そこで安全性を確保するめにネットワーク構成については以下のとおりとしました。

まず、患者情報を蓄積するデータベースはケアステーションセンター内に設置し、アクセスをダイヤルアップのみとしました。調剤薬局の在庫管理を行うサーバはECセンターに設置し、アクセスについてはEBNを経由することとしました。

本実証事業に参加するプレーヤは調剤薬局、医師等の医療スタッフ、医薬品卸です。調剤薬局からシステムにアクセスする場合の回線はISDNを、医師等の医療スタッフが患者宅からシステムにアクセスする場合はPHSを利用することにしました。ネットワーク構成は図3のとおりです。




5.実証実験の概要

実証実験の目的は患者にとって快適な医療・介護環境を提供するECプラットフォームとそのサービス機能の有効性を検証することです。その際、実際の患者情報を使用することから、関係者のご同意の元実証実験を実施しました。また、実証実験に参加する調剤薬局が限られていることについても同意を得て実施しました。検証のポイントとなるのは次の2点です。

1)医薬品流通の効率化
患者宅から調剤薬局へ処方情報を電子的に送ることで、調剤薬局の業務効率化につながるかどうかの検証。また在庫管理の自動化と調剤薬局間で在庫融通することにより、調剤薬局の不動在庫が減るかどうか、医薬品卸業者の緊急配送が減り、配送業務の効率化がなされるかどうかの検証。

2)医療サービスの高度化処方情報を調剤薬局に電子的に送信することで、患者へのデリバリ時間を短縮できるかどうか、それが患者満足度の向上につながるかどうかの検証。
在宅医療を担当する医師は常に同じであることが望ましいわけですが、非常時には担当医師が診られないこともあり得ます。そこで、関係する地域診療所の医師等の医療スタッフ間での患者情報の共有、医師が携帯端末を利用して医薬品に関する情報の検索・閲覧などにより医療サービスの高度化を実現することで、患者の満足度が向上するかどうかの検証。



6.実証実験の結果