「環境とIT」 KIIS Quarterly 第4号

KIIS Quarterly 第4号

環境とIT
(2009年4月30日発刊)

更新日 2009-12-11

KIIS Quarterly 第4号

環境とIT

第4号は、テーマを「環境とIT」とし、企業のCSR活動とITとの関係、環境調和型新製品・新技術について述べた下記2編を収録しております。

これらの結果や調査、分析方法に対するご意見を電子メールにてお寄せ下さい。

1.持続可能性の視点から見たCSR、グリーンIT、BCP― 中堅企業の生き残りに向けた模索 ―

 事業推進グループ 主席研究員  山岸 隆男

 近年、地球環境問題や災害時のトラブルが大きな社会問題となっている。それらへの対応策としてグリーンIT、BCPがそれぞれ独立して大手企業を中心に取り組まれてきた。限られた経営資源の中で効果的に取り組むためには、これらを企業の社会的責任(CSR)と有機的に結びつけて一体的に取り組むことが期待されている。
 本稿では、まずCSRの3要素(社会、環境、経済)に対してグリーンITを環境、経済の2要素(平常時)、BCPを経済、社会の2要素(緊急時)として捉えた。次にCSRの主要概念である「持続可能性」という視点でグリーンIT、BCPを捉え、持続可能性に関するマネジメントの取り組み項目に基づき、CSR、グリーンIT、BCPの相当項目(試案)を横串に導き出した。今後、この試案を参考に中堅企業などへのIT投資評価指標の提言の一部として検討を進めていく予定である。これまで調査、検討してきた内容を紹介する。


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2. 環境調和型新製品・新技術開発における産学・産産連携の取り組みと展望

 事業推進グループ 主任研究員 石橋 裕基

 低炭素社会の実現が世界規模で最重要課題として位置づけられている今日、我が国においても次世代エネルギー社会の実現に向け、各種の環境調和型新製品・新技術開発が求められている。このためには、エネルギー関連の技術開発の加速化のみならず、ものづくり分野における資源浪費の解消やIT(情報技術)活用による効率的なエネルギーマネジメント等、広範な領域での「イノベーション」が必要であると言われている。
 一方、経済産業省「産業クラスター計画」や文部科学省「知的クラスター創成事業」など、産学・産産の連携をキーワードとした国際競争力強化施策が推進される中、これらクラスタープロジェクトに参画する企業等の中から、近い将来極めて有望と考えられる環境調和型新製品・新技術が生み出されつつある。
 本稿ではこれら新製品・新事業創出事例をケーススタディとし、本分野における産学・産産連携推進による経済活性化に向けた展望を延べる。


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寄せられたご意見等

KIIS Quarterly第4号に対して寄せられたご意見を紹介いたします。

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 KIIS Quarterlyは年4回の予定で発刊いたします。