うじし
平等院(びょうどういん)


世界遺産・国宝
平安時代
藤原文化を代表する建造物

1994年12月に、「古都京都の文化財」のひとつとして、ユネスコの世界遺産に登録された。
平等院は、平安時代の後期、1052年に宇治関白藤原頼道(よりみち)が、父道長の別荘を寺院に改めたものである。
「鳳凰堂(ほうおうどう)(国宝)」は、その翌年に阿弥陀堂として建てられ、仏師定朝(じょうちょう)の作になる阿弥陀如来像(国宝)が安置されている中堂と、左右の翼廊、背面の尾廊で成り立っている。大屋根には鳳凰(国宝)が飾られ、内部は絢爛な宝相華(ほうそうげ)文様や極彩色の扉絵で装飾されている。二重の天蓋(てんがい)や雲中供養菩薩(いずれも国宝)も必見である。
平等院には、その後も金堂・経蔵・宝塔などが建てられ、現在の数倍もの広さをもつ伽藍が形成されていたが、1336年の戦火に大半が消失した。
「鳳凰堂」の前には池を配した庭園(史跡・名勝)があるが、創建当初は宇治川に向って洲浜が伸び、対岸の山並みを取り入れて、西方極楽浄土を現したものといわれ、奥州平泉や鎌倉など、各地の寺院造営に影響を与えた。現に人は西に向って「鳳凰堂」を拝むことになる。  境内にある宝物館は、毎年春と秋に一般公開されている。
梵鐘(国宝)は、古来、「姿・形の平等院」といわれ、「音の三井寺」「銘の神護寺」とともに、名鐘のひとつに数えられている。また「平家物語」に登場して有名な源三位頼政に因む史跡として、正門の近くの「扇の芝」と最勝院内に墓石がある。
「鳳凰堂」の北にある樹齢二百年といわれるフジは、4月下旬から5月初旬にかけて見事な花を咲かせる。

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資料提供は宇治市 


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