たつのし
銅造阿弥陀三尊立像(どうぞうあみださんぞうりゅうぞう)


兵庫県指定有形重要文化財
鎌倉時代

弥陀如来と観音、勢至の二菩薩が肩を寄せ合うように立つ三尊像であるが、これは信州長野善光寺の本尊の模刻像と称されるものである。阿弥陀は右手は施無畏印とし、垂下した左手は劔印といって第二・三指を伸ばし他の指は曲げている。観音、勢至は左右両手の掌を上下に重ねるようにして、掌中の宝珠を撫でるような形をとっている。阿弥陀の着衣(袈裟・裳)に二、三箇所渦巻文をつくるのがこの像の特徴である。
まだ体内には頭頂から胸の辺りまで鉄心が残存しているが両脇侍の鉄心は抜かれて残っていない。また、この両脇侍の宝冠には化仏、宝瓶などの標識があらわれていない。また梵篋印を結ぶ両手は肩で蟻柄とされている。善光寺式阿弥陀像の作例は全国に百余例もあるが、すべて鎌倉時代以降のものであり、本三尊仏も鎌倉末期(十三〜四世紀)の作である。
像高 阿弥陀像48.5cm。観音像34.3cm。勢至像34.3cm

資料提供は龍野市 


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