おおみやちょう
アベサンショウウオ


京都府登録天然記念物
近代・現代

ベサンショウウオは、両生類(サンショウウオ目サンショウウオ科カスミサンショウウオ属)の一種で、1932年、京都府中郡長善村(ちょうぜんむら)の善王寺(ぜんのうじ)で下校途中の小学生が発見し、広島文理大学(現広島大学)の佐藤博士が新種として認定、恩師の名にちなんでアベサンショウウオ(学名・Hynobius abei)と1934年に命名された。
分布する地域は、京都府中郡大宮町善王寺地域など、丹後半島を中心とした10地点で発見されたのみ。日本特産の小型サンショウウオの中でも最も分布域が狭く、個体数が少ない生き物である。体長12〜18cmで、暗褐色の背中にヒダ、灰青色の腹に水色の斑点、また前足に指が4本、後ろ足が5本あるのが特徴である。普通、雄は雌より一回り大きく、尾も太いのも特徴。日光を避けて、警戒心が強く、昆虫などを食べて生きている。産卵期の冬には水中に移動、雄1体と複数の雌が交尾して受精する。雌は1 体につき、らせん状で左右が対の透明の卵のうを1個産み、中には70〜80個の卵を含むが、生存率は大変低い。
1月中旬〜2月下旬ごろにふ化するオタマジャクシは前足が先に生え、しばらくエラ呼吸で、その後変体、肺呼吸するようになって陸に上がる。冬眠の有無、正確な寿命、生殖可能な年齢などは不明。サンショウウオでは珍しく和名で国際的に通用する。環境庁選定の国内の希少種リスト「レッドデータブック」で絶滅危惧種にあげられている。


資料提供は大宮町 


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