
香芝市指定重要文化財
平安時代
| 近鉄大阪線五位堂駅(ごいどう)から南へ、香芝の民話『雷の約束』が伝わる宝樹寺(ほうじゅうじ)の中にある。
この仏像は、ご本尊・阿弥陀如来の左右に左脇侍(観音菩薩)(かんのんぼさつ)と右脇侍(勢至菩薩)(せいし)を置く三尊(さんぞん)形式である。檜(ひのき)の部材を組み合わせる寄木造(よせぎづくり)の技法でつくられており、仏像本体の高さはそれぞれ81cm、102cm、106cmである。本尊は広々とした胸や腹、左肩から腹にかかる衣の曲線など、端正(たんせい)なお顔と均整のとれたお身体はほどよい調和を保っており、平安時代後期(12世紀)ごろの特色を伝えている。また、両脇侍像は本尊より時期は新しいのだが、同じ12世紀ごろの作と見られる。しかし、衣の表現がまったく違っているので、初めから本尊の脇侍としてつくられたとは考えられない。後世に別々の像を本尊の脇侍として配置したのであろう。
市内に残る平安時代の古い仏像のうち、三尊形式はこの像のみで、保存状態も良く、本市の貴重な文化財である。
資料提供は香芝市
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